悪夢



眠って起きて、夢から覚めれば、
何もなかったのではないか、
私は何も見なかったのではないか、


そう思いながら明け方までうとうととし、
何度も何度も受信簿を見直す。
だが朝になっても、それはそこにあった。


きっと私はまだ目覚めていないだけだ。
長い長い悪夢をみているにちがいない。
そう信じるしか心は救われない。