カキ食えば、杯があくなり、越乃景虎
この冬もオホーツク、サロマ湖の牡蠣を紋別のN村さんからいただいた。
牡蠣をいただくのは「生」、とにかく「生」がいい。
生食用牡蠣は殺菌のために収穫してから、数十時間、オゾン殺菌された海水の中におかれる。
その間に身も細り、味も落ち...と諸説あれど、私はやはり生がいい。
それは加熱しないまま、オホーツクの水を含んでいるから。
酒造りに水がどれだけ重要か、それを確実に知ることができるのが、弘化4年(1847年)創業、長岡(旧栃尾)の諸橋酒造が造る『越乃景虎』。
旧栃尾は雪深く、そして山に降った雪が長い時間かけて溶けた水がすばらしく美味しい。
『越乃景虎 名水仕込』は以前訪ねた名水「杜々の森湧水」を汲み上げて仕込み水に使っている。
今回のお伴の『越乃景虎 龍』も、蔵元の井戸からくみ上げられた美味しい仕込み水を使っている。
ピュアですっきりとした飲み口で、牡蠣の風味を殺すことがない。
生の牡蠣をいただくのに、これほど素直に良くあうお酒はない。
「北海道産牡蠣安心情報」
北海道産かき「ノロウィルス・貝毒検査結果。
http://www.gyoren.or.jp/topics/notice/
諸橋酒造株式会社
新潟県長岡市北荷頃408
電話0258(52)1151
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