『セピアのしげき』


北の大地からのお客様にお土産にいただいたペットボトル。
無職透明な液体が入っているので、北海道の名水をいただいたのかと思ったら、
「これは北海道のビートからつくられているサイダーです。」



「ビート」といわれても一瞬ぴんと来なかったが「テンサイ」といわれてすぐに分かった。
小学校の地理の時間に、各地の特産品の中に、沖縄のサトウキビとならんで、北海道では砂糖を作るのに使う「テンサイ」があると習った記憶がある。




レトロな感じのラベルで、昔の小学生のようなおかっぱの髪型、でも年の頃は中高生?というちょっと不思議な女性の絵。
そして「セピアのしげき」というネーミング。
ドキドキして飲んでみたが、いたって正しいサイダーだった。
しつこいほどではないが、昔の「砂糖水」を彷彿する甘さで、たしかに脳裏の奥底にしまわれた懐かしさを刺激する後味だった。


そういえばご当地サイダー、ラムネの類を最近よく見かける。
昔から作られていたものもあれば、近年になって町おこしの一環として作られたものもあったりするが、ほとんどが水と砂糖だけできているこの飲み物、ご当地性を出すのは簡単なようでなかなか大変だと思う。
まずは良い水、そして甘味料に香料。
奇をてらいすぎたものは長続きしないだろう。


その点、支笏湖水系のミネラルウォーターと道内産のビートで勝負している「セピアのしげき」は道内の飲食店でジュース代わりにおかれていても良いのかもしれない。



北海道ビートサイダー「セピアのしげき」
http://www.iburi.pref.hokkaido.lg.jp/ss/num/dousansepia.htm
株式会社丸善市町
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