岡山・吉田牧場の「カマンベール」その後


先日食べた吉田牧場の「カマンベール」に感激でしたが、発酵を続けてさらに風味もマスために、一度に食べずに数回、日をおいて食べようと大事に保存してきました。
さて、今日はあれから11日ほど経過。時期としては食べ頃の時期をややすぎた頃合いです。
どうなっているか、ワクワクしながらチーズをだして、切ってみました。


以前より見た目でクリーム色が濃くなっていて、熟成の進んだ様子がうかがえます。




カットした断面は以前のような3層ではなく、白カビのはえた固くなった表皮と熟成した中身の2層にくっきりと別れています。



今回は進んだことで塩分が以前よりは多く感じられるだろうということと、白カビの影響で苦みを感じるだろうということで、ブルベーリージャムを少し添えました。
以前、どこかで「白カビや青カビのチーズの発酵の進んだものを食べるとき、苦みが強すぎるのが気になるときは、蜂蜜やジャムを添えて食べると美味しい」と書いたのですが、それに対して「そんな食べ方は邪道だ!」とフランス滞在経験のある方に言われたことがあります。たしかにそのような食べ方は習慣にないのかも?しれませんが、私は、その時点時点で自分が美味しく食べる事ができる方法なら、邪道と言われようが構いません。


半分近く食べてきたころ、やはり白カビ独特のピリピリ感が喉の奥の方にやってきました。
カマンベールの皮の部分について、食べる人と食べない人、賛否というより、これはもう好みの問題ですが、大きく二手に分かれるようです。
私は前回のような状態のときは食べてしまいますが、今回のような熟成の進み具合となってくると、単に固いという事だけでなく、このピリピリ感でそのあと味がマヒしてきてしまうので、表皮の一番かたい部分だけは食べないようにしています。




ワインは前回、チーズの塩分を考えて甘めの赤にしていましたが、意外にも塩分が少なめでワインの甘さが際だってしまったので、今回はイタリアのスプマンテ発泡ワイン)にしてみました。
お値段の割に味わいのある、美味しいスパークリングでした。





(岡山・吉田牧場の「カマンベール」さらにその後 につづく)


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